「醤油ダレ」
「生地あられ」の煎り機は、コンピュータ制御機器に頼らず、気候や湿度などによって変わる環境に合わせ、細かな火加減を職人が微調整する昔ながらの手法です。
人の手で心を込めて美味しさを追求する「こだわり」は創業当時からの伝統そのもの。その中でも「あられ・おかき」の味を決める醤油は、伝統のこだわり製法を継承しています。
発熱量の高い、蒸し焼きされたコークスを燃やし、昔ながらの鉄の羽釜に厳選した生醤油と砂糖を入れじっくりと熱を掛けます。
とろみを付けるため、良く溶いた葛を流し入れ、手早く醤油と馴染ませます。
そして、職人の経験による絶妙なタイミングで火から下ろします。
釜を火に掛けてから実に40分。
炊きあがった醤油は、自然に冷まされ、これまで使い続けてきた醤油ダレの容器に継ぎ足されます。正に嵯峨乃家本店、こだわりの醤油ダレの旨味が増す瞬間です。